おばちゃん

この前妹とスーパーに買い物に行ったときのことですけど、

特売目玉商品の卵98円を買い物かごにいれたあと、さばの半身冷凍(98円)がいいなぁーと思って

隣に大阪弁の痩せた小さいおばちゃんが何か友達か家族の人と来ているらしく、

何か話しながら同じコーナーを見ているときに、わたしがさばを挟むやつで(トング?)

つかんでビニール袋に入れる時に右手に握っていた100円玉がチャリと言う音とともにチラリと覗かせてしまい、

おばちゃんがそれを見たとたんに、「えっ?」と、

嗚咽のような声とともに身動きしなくなりびどうだになってしまった!

わたしは涙が出そうになった。

何か自分が100円玉を少しだけ握り締めて今日の特売を買いに来ているみたいに思われて、

少々身が縮んでしまい涙腺がゆるんでしまったのだった。

(早くその場から逃げたい。)そんな気分だった。

かごの中には卵とさば。

火曜日特売の日は駐車場がいっぱいになって停めるところを探すのがもの凄く

大変だ。ありとあらゆる地域から買わなきゃ買わなきゃと言う人たちがどこか

らともなく集まって来る。その他の日は空いている。わたしたちも辛うじて端っこの見えにくいところを

見つけてすかさず車を停めた。

そんな火曜日、一人のおばちゃんの心を感動させてしまった。

本当は妹の弁当用とかで卵と麦茶パックを買ってと入る前に渡された300円だった。

麦茶は特売でなかったので(妹の見間違い(・・;))

卵1人1パック限り98円だったので妹にお手伝いしました。

卵は前の日188円で違うスーパーで買っていたから妹に「買ってあげようか」と話して、

レジの前に200円は返してレジをしたあとに2円きっちり返しました。

ちょっとだけ涙が出たお話でした。(^_^)