1~4号機は廃炉に

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安定しつつも長期化、

東電の勝俣恒久会長が緊急冷却のため腐食性の高い海水を注入したことを理由に「おそらく廃止せざるを得ない」と明言した。

勝俣会長は1~3号機の原子炉と1~4号機の燃料プールについて、「最近少し安定してきた」としながらも、安全確保に向けた作業は長期化すると説明。
「数週間では厳しい」と述べ、周辺住民の避難はそれ以上続くとの見通しを示した。具体的な期間には言及しなかった。

勝俣会長は「社会に大きな不安、心配、迷惑をお掛けし、心からおわび申し上げる」と謝罪。 しかし津波対策については、結果的に「不十分だった」と述べるにとどまり、「足りない所があったかは今後十分詰めたい」と責任を認めなかった。
被害が比較的軽く、既に冷温停止している福島第1原発5、6号機や、南に約10キロ離れた福島第2原発(楢原町、富岡町)について、勝俣会長は「基本的機能は維持している」と説明。運転再開は国や地元自治体の考えを尊重する方針を示した。